地域で家族と同居する障害者及び親の高齢化に伴ってさまざまな生活上の困難が生じ、親子の生活が行き詰ってしまうという相談が多くなっています。
障害のある子を持つ親は、自分がいなくなった後の子の生活がどうなるのか、「親なき後問題」と言われるものです。この親なき後問題に対応するためには、親が元気なうちに対策を準備しておくことがとても大切で、成年後見制度を説明する機会も多くなりました。
但し、ひとくちに「親なき後」といっても、他の親族との関係、経済的な問題、身体的な問題も様々で、暮らしてきた地域で今と同じように暮らし続けられよう、相談員は「親亡き後」を見据えた、計画・支援を考えていくことも必要とされています。
