いずみBLOG

甲斐駒ケ岳の麓にある障害者支援施設です。白州いずみ家に関わる人々の日常をお伝えしていきます。

対応と教訓(miya)

先日、医療機関の方より、コロナクラスター対応現場の話を伺うことができました。

高齢・障害施設ではマスクをすることや咳エチケットを守るなど、感染対策を理解することが利用者さんには難しく、生活をともにするユニットの中で、感染の歯止めがかからない状況だったそうです。急激な生活の変化に戸惑いや不安を感じ、ストレスからか、壁に頭をぶつけたり自分で頭をたたいたりする自傷行為に発展してしまう方も多かったとのことです。

また感染されたスタッフさんも、どこかで「自分はかからないと思っていたのでショックでした」と話され、自分の体調以上に気がかりだったのが職場の状況だったそうです。目に浮かぶのは、懸命に働く同僚たちの姿。職員の半数以上が感染したため、同僚たちは少ない人数で対応に追われており、肉体的だけでなく精神的な負担も大きかったようです。

安心して働き、暮らしてもらうために、ワクチン接種してからも、体調が悪いときは決して無理せず、消毒やマスクの着用など、基本的な対策を徹底するよう一層の緊張感をもって、対策を徹底してくださいと話されていました。

一人ひとりが慎重な行動をとることで、自分だけでなく、家族や友人の健康を守ることにもつながることを改めて痛感しました。